*閲覧注意*少しきつい表現が含まれています。 最初の決断 ~鑑定をどう提出するか~

  • Facebook
  • twitter
  • hatena
  • pocket
  • google
  • LINE

裸コインを購入された方は、鑑定に出すことを前提に購入されている方が多いと思います。これは、裸コインを購入してあわよくばいいグレードがついて儲かるかも!!

モダンコインであれば、70鑑定がつけば儲かる!69でも損しない、なので裸を買おうと。

これが最強の投資方法だ! と思っている方が多いかもしれません。

実際に、そのようなことを発信されている方がおられます。

確かに正解の一つかもしれませんが、お金に好かれる方法ではないのです。

さて、話がずれましたが、鑑定に出す場合、下記の2つの方法があります。

  • 鑑定代行を受け付けているコイン商に依頼
  • 自分で鑑定に出す

そして、おそらく多くの方は、自分で出すには、ハードルが高いため、①を選ばれると思います。

モダンコインもそれぞれですが、仮に1オンス金貨を鑑定に出す場合、下記費用がかかります。

通常モダンコイン1オンス(5ポンド金貨)では、通常、費用は100ドルかかります。

ただし、ディーラーは、ディスカウント(当社の場合、10%引き)されるため、実際にはもう少し安くはなります。

1.鑑定費用:80ドル

モダンコインは、2021年10月25日時点で、既に3,000ドルを超えております(下記ロイヤルミントの価格参照)ため、Expressという箇所にチェックいれます。

2.手数料(ハンドリングフィー)10ドル

3.NGC写真掲載料:5ドル

NGCのサイトに写真を載せないと、真贋を気にされる方がおられますので、載せるにチェックします。

4.コインのプラスチックケース(もともと入っていたケース)の返送費用:5ドル

5.ファーストリリースやアーリーリリース希望の場合は、更に12ドル追加

<参考資料>

NGCの鑑定提出フォーム

そして、あまり、知られていないのですが、鑑定は、この鑑定提出フォームを記載した時点(ネットでダウンロードし、詳細を記載した時点)で提出したコインの鑑定番号は、分かります。

そして、多くの場合、鑑定番号が分かるにも関わらず、ただ、鑑定を受け付けます。

上記のように100ドルかかりますが、もしかしますとそれだけの代金をもらっていない会社もあるかと思います。

それは、提出する人の所有権を侵害しているからこそ、できる金額です。

もし、鑑定に出される方のコインを一つ一つ最初から区別して鑑定に出す場合、一回一回、お客様が鑑定依頼される度に鑑定番号をお伝えし、そして、お客様毎に提出書類をコピー(もちろんそのディーラーの法人情報のみは隠してお渡しする)してお渡しすればいいのです。

その方が提出したそのもののコインが手元に戻ってくるのでしたら、問題ないのですが、鑑定代行の価格を安くするには、どうするか?

もう想像はできるかと思います。

同じコインがいくつも提出されるモダンコインは、そのコインが、30枚となることもあるでしょう。少なくとも数枚にはなってから提出します。

そして、1行のところに例えば、2019年ウナライオン5ポンド金貨 10枚と記載します。

それでコストを削減します。

そのうち、おおよそ7~8枚は、ラッキーですと9枚、70鑑定で戻ってきます。

え!? どうやってどのコインがどのお客様のものか、見分けがつくのでしょうか?

私は、写真を撮っていたとしても残念ながら見分けがつきません。

自身を持って言えますが、モダンコインをそのように、数人、若しくは、何十人のそれぞれのコインと戻ってきたコインを区別することができる人は、コイン業界にはおりません。といいますか、そこまでしません。

では、コイン商は、どうするのでしょうか?

鑑定を出す人は、自分の利益だけを考えて出します。

それであれば、コイン商も自分の利益をとろう

(だってそういう人は、仮に最初にこちらが損をしても自分のラッキーだと勘違いし、返さないから)

となりますとどう対応することになりますでしょうか?

私であれば、70鑑定を自分の会社のものに、そして、69鑑定を自分の利益のみしか考えていない提出者に戻します。

もちろん、そうせずに、対応している紳士な会社もあるかもしれません。

ただし、私は、実際に、このようなことを行った、ディーラーをみています(もちろん証拠をもとに確認しました)。そして、その方は、富裕層のお客様へは、70鑑定を戻すため、富裕層のお客様からの評判はすこぶる良いのです。

もちろん、70鑑定が多くつけばラッキーなこともあるでしょう。ただし、それは、長く続くものではありません。

そうなのです、お金に好かれない方法です。

次回は、鑑定に出すための輸出手続きにつきまして、詳細にお伝えいたします。

鑑定は、なかなか理解するには、少し時間がかかります。今回のブログで分からなかったという方は、お気軽にお問合せください。