コイン紹介

掲載日時：2024年5月3日　23時05分

神聖ローマ皇帝レオポルト1世のターラーです。

レオポルト1世の時にオスマン帝国軍に包囲され、神聖ローマ帝国が崩壊の危機に瀕しますが、神聖ローマ帝国の領邦国家であった国王たちが結集し、軍勢を出すということは、莫大な出費と人員の損失を伴います。

そして、これは、全く見返りのない、行動でした。これがまさしく騎士道精神です。

皆様にとって、人生でピンチとなった時に必ずや救ってくれる1枚となるでしょう。

＜第二次ウィーン包囲＞

1683年7月14日

オスマン帝国軍ウィーンの南に現れ、レオポルト1世は、パッサウに一時的に避難し、当時、宮廷軍事局長官であったルートヴィヒ・ヴィルヘルムは、レオポルト１世に付き添い、一時的な居住先であるリンツに一緒に伴ったのです。

そして、

運命を変える日となる9月12日

ヴィルヘルム軍が、トルコ軍の陣地を破ったことにより、オスマン帝国軍を総崩れにさせ、勝利へと導いたのです。

ロレーヌ公シャルル5世、バイエルン選帝侯マクシミリアン2世、ザクセン選帝侯ヨハン・ゲオルグ3世、そして、バーデン辺境伯ルートヴィヒ・ヴィルヘルムの活躍によりオスマン帝国軍を見事、撃退したのです。

鑑定枚数は、下記となります。

2024年5月3日時点

 

オークション価格は、下記となります。

全く同じコインのMS64+が110万円で落札されました。

計算式：5000€×1.2×166.54（2024年4月9日　三菱UFJ　TTS)×1.1

＜総評＞

直近のオークションで、+がついているが、110万円で落札されており、＋なしのMS64で88万円は、今後伸びやすい価格帯でもあり、面白い。そのように騎士道精神の国王達に救われた、神聖ローマ帝国、この時代のコインを是非1枚お持ちください。