コイン紹介

掲載日時：2024年5月6日　0時34分

是非、このような時期にこのコインを購入してもらいたい、そんな思いで、掲載させていただきました。

現在の1990年が150万円と考えますと、同じミドルエリザベスであり、しかも単年度発行のバラとアザミは、120～130万円までは、ミドルエリザベスをおいかけてあがっていくとみております。

実際に、1月から4月にかけて、PF69UCAMは、2割弱上昇しておりますので、70鑑定は、ミドルエリザベスの70鑑定を追いかけていく形になると想定は、できるでしょう。

そして、やはり、こちらのコインのいいところは、イングランドの国花のバラ、スコットランドの国花のアザミが描かれているところです。

エリザベス2世は、政治には口を出せません。そこでコインで意思を表します。

イングランドとスコットランドの平和を希望し、そして、その上にある王冠（コ・イ・ヌールの所有権を主張しながら）で、エリザベス女王（王室）が、そのイギリスの頂点であるということを訴えているのではないでしょうか。

①スコットランド独立運動への懸念

1989年、スコットランドに18歳以上への住民税を課す法律を制定したため、イングランドへの反発が強まり、スコットランド国民党への支持が拡大。ただし、その後、1990年にイングランド、ウェールズにも同じ法律が発布。

②コ・イ・ヌールの所有権の主張

私の記憶によりますと、1990年にインド政府は、イギリスにコ・イ・ヌールの返還を求めています。

コインから、このようなことを読み取るのも面白いと思いますね！

オークション結果は、下記となります。

1月のオークションが一時上がりすぎていましたが、ミドルエリザベスの70鑑定がおおよそ150万円まで価格が上昇しております。

同じ、1990年の発行のミドルエリザベスは、発行枚数が、2500枚と、発行枚数まで同じですが、2024年1月に174万円で落札されました。

計算式：9,000ドル×1.2×146.32（2024年1月12日　三菱UFJ　TTS）×1.1

そして、1990年のバラとアザミは、同じ１月に日本のオークションにてPF70UCAMが58万円で落札されました。

そして、同じ、1月にPF69UCAMが、42万円で落札されました。

ただし、2024年4月には、PF69UCAMが、49万円で落札されました。

鑑定枚数は、下記となります。

2024年5月6日時点

 

＜総評＞

ミドルエリザベスが伸びており、同じ年代のしかもミドルエリザベス、そして、バラとアザミを描き、イングランドとスコットランドの平和を願って発行されたコインです。発行枚数も2500枚と1982年と同様の希少さとなります。まさしく、今、買うべきコインの1枚でしょう。