コイン紹介

掲載日時：2025年12月20日　14時50分

重量：10.42g

1683年にオスマン帝国がウィーンを包囲し、この時レオポルト1世が皇帝で、ウィーンから逃れ、あと数日で神聖ローマ帝国が崩壊の危機となったのです。

陥落寸前、神聖ローマ帝国を救ったのが、神聖ローマ帝国の小さな領邦国家（幕府で言うと譜代大名）でした。

そして、その孫がマリア・テレジアと結婚し、フランツ１世として最後の神聖ローマ帝国となるのです。

このレオポルト1世は、このように崩壊の危機を脱した後も、スペイン継承戦争が1700年（このメダルが発行した年）に勃発します。

スペインは、ハプスブルク家の分家（スペイン　ハプスブルク家）のため、レオポルト1世（神聖ローマ帝国）とスペインが一緒になるという案もあったのですが破談

 

レオポルト1世は、神聖ローマ帝国が弱っていたため、スペインと一緒になり、再度ハプスブルク家の繁栄を願ってこのメダルを発行したのです。

そのため、結婚、新郎新婦、フレンドシップメダルと言われ、表面が新郎新婦そして、裏面が、太陽の元に育つ大きな二つの木が絡まって一緒に育っています。

今回の3ダカットより小さいニュルンベルク２ダカット　金メダルMS62が2025年10月1日に175万円で落札されました。

計算式：6,500ポンド×1.2×203.2（2025年6月22日　三菱UFJ　TTS）×1.1

 

MS62（鑑定番号は異なります）が2022年6月に105万円で落札されました。

計算式：5,500€×1.2×144.96（2022年6月22日　三菱UFJ　TTS）×1.1

＜総評＞

2ダカット金メダルで175万円のため、これは、買いですね。