コインは、日本では馴染みが薄く、初めての方も多いため、どのコインを最初の1枚で購入したらいいのか、分からないと思います。

そこで、今回は、導入コインとして何が最適か、お伝えいたします。

最初の1枚は、本来は、どれでもいいのですが、それですと困ってしまうと思います。

そこで、ポイントとなるのが、失敗してもそれほど痛手にはならない、そんなコインがベストとなります。

そうなりますと、今、アンティークコインがない中で2021年ベストバイは、1980年~1984年にかけて発行されたエリザベス2世5ポンド金貨(通称ヤングエリザベス)です。

それには、理由があります。

ただ、おそらく検討された方にとって反面このようなことを思われているのではないでしょうか。

発行枚数が多い。最近は、大分減りましたが、よく見かけるコインの1枚でしょ、と。

<参考:鑑定枚数>

 

確かに発行枚数、鑑定枚数は多いと思います。

しかし、私が実際に現地でヒアリングを行い、正確な数は確認できませんが、30%程度は、溶解されているとみております。これは、ヤングエリザベスは、長らく販売に苦労するコインであり、金価格が上昇したこともあり、ディーラーが利益確定のため、溶解したためです。
2014年くらいまでは、地金として認識されており、そして、一番発行枚数の少ない1982年であってもセットで3,000ドルほどであったのです。

核心ですが、なぜ、ヤングエリザベスがベストバイなのか、

一番の理由は、同じ時期(2014年~2015年初め)、今は人気のダイアナ金貨は、ヤングエリザベスよりも販売に苦労するほど、一番売れないコインの筆頭株でした。と言いますか、ダイアナは、誰も購入してくれなかったのです。

「あっ、ダイアナ、いらない。」

それが今ではどうでしょう。

たった5年(2019年以前からですが)ほどで、ダイアナが欲しい、というお客様が多くおられます。

そのため、価格が上昇してしまい、ダイアナを購入することが難しくなってきました。

そこで、同じ時期に綺麗なコインであったが売れにくかったヤングエリザベス、これが、中長期的に損することは考えにくく、そして、それほど金額を出さなくても購入できる、2021年ベストバイとなるわけです。

<ここだけのお話>

ディーラーの立場からしますと、正直なお話ですが、ディーラーが比較的入手しやすく、販売したいコインは、これしかないとも言えます。

ただ、一方で、コインが、入手できない今、導入コインとしては、これしかないということも正直なお話です。

いかがでしょうか、少しは参考になりましたでしょうか。

2021/6/14